対象学年
◯小学校低学年 ◎小学校中学年 ◎小学校高学年 ◯中学生
実施場所
室内
所要時間
30〜40分
学べること
- 森に降った雨が、川、田畑、家庭などを経て海にたどり着き、再び雲となって森に還る「水の循環」を学ぶ。
- 多くの生き物が暮らす海と、自分の暮らしがつながっていることを知る。
- 人間活動が自然環境(陸・海ともに)に影響を与えていることを知り、自然との共存方法、持続可能な社会の在り方について考えるきっかけを得る。
教材作成者・原案者から一言
活動の概要
小中学校「学習指導要領」との対応
小学校4年社会(2)人々の健康や生活環境を支える事業について
小学校4年 理科 B 生命・地球 (3)雨水の行方と地面の様子
小学校4年 理科 B 生命・地球 (4) 天気の様子
小学校6年 理科 B 生命・地球 (3)生物と環境
小学校1-6年 道徳 D 主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること
中学校 理科(第2分野)(7)自然と人間
小・中学校 総合的な学習の時間
詳細はPDFをダウンロードしてご覧ください。
使用する教材
風景マス
出来事カード
出来事カード(無地)オリジナルのカードを作成するときにお使いください
参加者用資料:「森から海へ〜『水てき君』の旅」
出来事カードと風景マスの説明例
指導者用ファクトシート
<森と海のつながり めぐる水のなかで>
指導者が持っていたい知識をまとめた読み物です。高校生以上の生徒や学生、社会人を対象にしたプログラムでは配布教材としても利用できます。画像をクリックしてご覧ください(ダウンロード可能)
事前の準備
- 上記「使用する教材」よりダウンロードした「風景マス」
- ダウンロードした「出来事カード」(一つのカードを複数枚用意します)
- 数コマ(適当な大きさの四角や三角に切った紙)「風景マス」×7枚程度
- ひもやビニールテープ
- セロテープ
- 「出来事カード」を入れる箱 8個
- サイコロ
実施のしかた
1.スタートとゴール地点を決め、「風景マス」を順番に床に並べます。
2.「風景マス」の間に、広さに合わせて数マスを置きます。マスとマスはひもやビニールテープでつないでおきましょう。
3.スタートとゴール以外の「風景マス」の場所に、同じ番号の「出来事カード」を複数枚ずつ入れておきます。
す。 4.順番にサイコロを振り、参加者自身がコマになって双六ゲームを進めます。
5.「風景マス」を通ったときには、箱のなかから「出来事カード」を1枚引きます。そしてそこに書いてある数(+3や−2など)だけ、サイコロの目に加えて進んだり、戻ったりします。引いた「出来事カード」はゴールまで大切に持って行きます。
6.ゴールに着いたら、「出来事カード」を番号順に並べます。全員そろったら、自分が通ってきた“水の旅”をみんなに発表し、振り返りを行います。
7.参加者資料「森から海へ〜『水てき君』の旅」を使って、最後に指導者から水の循環でつながる海と森、人間生活の関わりを解説します。
●詳しい「実施のしかた」(PDF)は下のダウンロードボタンよりご覧ください。※画像はイメージです
指導のポイント
- 双六の「風景マス」も「出来事カード」もぬり絵ができるように、線画にしてあります。双六の実施の前や後にぬり絵を行い、それぞれの場所のようすや起こり得る出来事をしっかりと理解できるようにご利用ください。
- 双六が終わってから、自分が引いてきた「出来事カード」を順番に並べて、それぞれの水の旅を振り返ります。これにより森と海の循環のなかに多くの生物が存在し、自分自身もそのなかにあることを実感します。学びを深める大切なプロセスなので、参加者の思いを聞きながらじっくりと進めてください。
- 人数が多い場合は、数名のグループをつくり、グループ単位で実施をします。
- 「風景マス」の間に置く「数マス」を7〜10程度にするのが理想。「数マス」が少ないと、サイコロを振らずに次つぎと進んでしまい、学びが薄れる可能性があります。