教材カテゴリ

藻場のジグソーパズル

藻場の生態系を描いた大型のジグソーパズルで、さまざまなつながりを知ろう。

藻場

公開日:2025.03.30NEW

学べること

  • 人の暮らしに近い沿岸域に藻場が広がっていることを知る。
  • 藻場では小さな生きものの命が育まれていることに気づく。
  • 藻場がなくなるとどのような変化が起こるかを考える。

教材作成者・原案者から一言

教材作成者・原案者から一言

海藻や海草がたくさん生え、海の中の森のような場所のことを「藻場」といいます。藻場には多様な生物が暮らしており、海をきれいにする役割もあります。また近年、藻場は光合成によって二酸化炭素を吸収し海の中へとどめておく「ブルーカーボン」の吸収源としても注目されています。身近な海に広がる藻場とその豊かさを、パズルを通して体感してみてください。<海の環境教育NPO bridge 八木澤潮音>

*この教材は、「海洋学習指導者養成講座in北九州」の参加者のみなさまからのご意見・アドバイスをいただいて作成いたしました。

活動の概要

海の森「藻場」に暮らす多様な生物と、豊かな藻場の維持には欠かせない太陽、森、川…。陸地からすぐ近くに広がる”海の森”と、それらをおびやかす環境問題を連想させる要素を描いた大型ジグソーパズルです。ジグソーパズルを完成させる過程で、藻場の豊かさや私たちとの関係について学びます。

小中学校「学習指導要領」との対応

小学校3年 理科 B生命・地球 (1)身の回りの生物
小学校5年 社会 (2) 我が国の農業や水産業における食料生産について
小学校5・6年 道徳 D 主として生命や自然,崇高なものとの関わりに関すること
小学校6年 理科 B生命・地球 (3)生物と環境
中学校 理科(第2分野) (1)いろいろな生物とその共通点
中学校 理科(第2分野) (7)自然と人間
小・中学校 総合的な学習の時間

詳細はPDFをダウンロードしてご覧ください。

使用する教材

教材:ジグソーパズル完成図

教材:ジグソーパズル完成図

藻場のジグソーパズルのイラスト(全49枚)

藻場のジグソーパズルのイラスト(全49枚)

藻場のジグソーパズルのイラスト(全49枚)

藻場のジグソーパズルのイラスト(全49枚)

藻場のジグソーパズルのイラスト(全49枚)

藻場のジグソーパズルのイラスト(全49枚)

藻場のジグソーパズルのイラスト(全49枚)

藻場のジグソーパズルのイラスト(全49枚)

おまけ:ジグソーパズルの塗り絵

おまけ:ジグソーパズルの塗り絵

指導者用ファクトシート

<海の森は語る>

指導者が持っていたい知識をまとめた読み物です。高校生以上の生徒や学生、社会人を対象にしたプログラムでは配布教材としても利用できます。画像をクリックしてご覧ください(ダウンロード可能)

<海の森は語る>

<森と海のつながり めぐる水のなかで>

画像をクリックしてご覧ください(ダウンロード可能)

<森と海のつながり めぐる水のなかで>

<海洋汚染 「海」より「陸」のものが多い海洋ゴミ>

画像をクリックしてご覧ください(ダウンロード可能)

<海洋汚染 「海」より「陸」のものが多い海洋ゴミ>

事前の準備

事前の準備

  • 「使用する教材」からダウンロードしたイラスト49枚
  • 段ボールなど(ダウンロードした紙が全部貼れる枚数)
  • カッター、接着剤(木工ボンドなど)
  • ラミネートシート(なくても可)
  • ダウンロードしたイラストを厚紙に印刷して、A4サイズのまま並べてパズルにしてもよい。

実施のしかた

1.事前にイラストを段ボールなどに貼り、環境構成要素(生物など)ごとに切り、ジグソーパズルをつくっておきます。※写真は「サンゴ礁ジグソーパズル」のものです。

1.事前にイラストを段ボールなどに貼り、環境構成要素(生物など)ごとに切り、ジグソーパズルをつくっておきます。※写真は「サンゴ礁ジグソーパズル」のものです。

2.床にバラバラにしたジグソーパズルを置きます。このとき事前に1ピース抜いて、参加者に分からないように隠しておきます。 

2.床にバラバラにしたジグソーパズルを置きます。このとき事前に1ピース抜いて、参加者に分からないように隠しておきます。 

3.制限時間を伝えて作業を開始します。1ピース足りないことに参加者が気づいたら、隠したピースを出して完成させます。

3.制限時間を伝えて作業を開始します。1ピース足りないことに参加者が気づいたら、隠したピースを出して完成させます。

4.パズルが完成したら、参加者に絵をじっくり見てもらい、自然界のつながりや多様性についてみんなで考えます。詳しい「実施のしかた」(PDF)は下のダウンロードボタンよりご覧ください。

4.パズルが完成したら、参加者に絵をじっくり見てもらい、自然界のつながりや多様性についてみんなで考えます。詳しい「実施のしかた」(PDF)は下のダウンロードボタンよりご覧ください。

指導のポイント

  • 最初にパズルを1ピースずつ手に取り、どのような景色が完成するかを想像しましょう。
  • パズル完成後、最初に手に取ったピースがどの場所にあるかを探し、海の森「藻場」とどのような関係があるかを考えます。
  • 海の森「藻場」は、町からすぐ近くの海にもあり、多くの命がはぐくまれていることを伝えます。

教材開発(原案):古瀬浩史、菅原(小笠原)あや、大堀健司、大堀則子

教材作成: 海の環境教育NPO bridge

ファクトシート監修:高田浩二(海と博物館研究所)

イラスト:笠原りか

写真提供:大堀健司・大浦佳代・八木澤潮音

本教材は、真如苑「環境保全・生物保護市民活動助成 “地球・自然・いのちへ”」の助成を受けて作成しました。

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