対象学年
△小学校低学年 〇小学校中学年 ◎小学校高学年 ◎中学生
実施場所
室内
所要時間
30分~1時間
学べること
- サンゴが成長や増減をする生物であることの、イメージを持てます。
- サンゴが”生きていくために必要な”環境条件を知ることができます。
- 近年生じている、代表的なサンゴ礁の環境問題を知ることができます。
教材作成者・原案者から一言
活動の概要
小中学校「学習指導要領」との対応
小学校4年 算数 C 変化と関係
小学校3年 理科 B 生命・地球 (1) 身の回りの生物
小学校6年 理科 B 生命・地球 (3) 生物と環境
中学校 理科(第2分野) (1) いろいろな生物とその共通点
中学校 理科(第2分野) (7) 自然と人間
小・中学校 総合的な学習の時間
※詳細はダウンロードしてご覧ください。
使用する教材
説明用シート 4枚
サンゴ・プラヌラ表示シート 2枚
環境条件カード 3枚
アクシデントカード(基本セット11種) 13枚
アクシデントカード(Wカード オプション) 5枚
指導者用ファクトシート
<サンゴⅠ 多彩なサンゴは、生きている!>
指導者が持っていたい知識をまとめた読み物です。高校生以上の生徒や学生、社会人を対象にしたプログラムでは配布教材としても利用できます。画像をクリックしてご覧ください(ダウンロード可能)
事前の準備
- ホワイトボード,ホワイトボードマーカー・・・グラフの作画、「説明用シート」「アクシデントカード」の掲示に使います。
- マグネット・・・カードの掲示に使います。
- ロープ、テープなど・・・床や地面にラインを引きます。
実施のしかた
1.参加者自身がサンゴの幼生プラヌラになって、3種類の「環境条件カード」を手に持ち、「プラヌラ(サンゴのこども)」側(表示シートを提示しておく)のラインに並びます。「サンゴ」側には最初スタッフが1名立ちます。
2.指導者の掛け声に合せて全員が「環境条件カード」の1枚選んで高く掲げます。サンゴ側の人と同じ「カード」をあげている「プラヌラ」側の人はサンゴ側に走って行って、同じカードを挙げている人にタッチします。
3.一番先にタッチできたプラヌラはサンゴになることができます。これを繰り返し行って、その都度、サンゴの数をグラフに記入していきます。
4.指導者が「アクシデントカード」を引き、同じ色のカードを持っていたサンゴが死にます(プラヌラに戻ります)。さまざまな環境要因が書かれた「アクシデントカード」を途中にいれることにより、サンゴの数が増減します。
5.10〜15回程くり返したあと、サンゴの数の変動を記入したグラフを見て、サンゴの成長や環境問題について考えてみましょう。
●詳しい「実施のしかた」(PDF)は右のダウンロードボタンよりご覧ください。※画像はイメージです
指導のポイント
- 参加者がルールを理解できるように最初は指導者がお手本を見せるとよいでしょう。
- 参加者がルールに慣れてきたらテンポよく進めましょう。
- グラフを見ながら行う「振り返り」のときに、「さらに続けていたらこのあとどうなっていたと思いますか」と問いかけてみましょう。
- 自分がサンゴになってみて感じたことを、参加者に聞いて発表してもらいましょう。
- ゲームの前に、「サンゴクイズ」や「サンゴ礁パネルシアター」を行い、サンゴの基礎知識を伝えると良いでしょう。
関連資料
サンゴの基礎知識を15枚のスライドに凝縮!
サンゴの基礎知識を伝えるパワーポイント教材です。
サンゴ礁の研究者が企画制作し、海辺の環境教育フォーラムに提案されました。
ガイドラインをよくお読みの上、ご了解の上ご利用下さい。
ダウンロードはタイトルのクリック、もしくはダウンロードボタンを押してください。
(企画・制作:藤田喜久, 浪崎直子,中村崇,中野義勝)