対象学年
〇小学校低学年 ◎小学校中学年 ◎小学校高学年 〇中学生
実施場所
フィールド
所要時間
10~20分
学べること
- 干潟の生物の働きの多様性に気づくことができます。
- 弱った生物を食べる生きものの存在により、清潔な環境が保たれていることを知ることができます。
- 「食べる」という行動の観察を通して、生きものの特徴や生態を観察する力を養います。
教材作成者・原案者から一言
活動の概要
殻を割った二枚貝を干潟に置くと、巻貝の仲間やヤドカリなど、弱った生きものを餌にする生物が集まってきます。餌の存在をどのように知り集まってくるのか、それぞれの生きものがどのように食べるのかなどを観察します。最後に、自分が食べられる経験もしてみます。
小中学校「学習指導要領」との対応
小学校3年 理科 B 生命・地球 (1) 身の回りの生物
小学校6年 理科 B 生命・地球 (3) 生物と環境
中学校 理科(第2分野) (1) いろいろな生物とその共通点
中学校 理科(第2分野) (7) 自然と人間
小・中学校 総合的な学習の時間
※詳細はダウンロードしてご覧ください。
指導者用ファクトシート
<干潟1 生命のゆりかご>
指導者が持っていたい知識をまとめた読み物です。高校生以上の生徒や学生、社会人を対象にしたプログラムでは配布教材としても利用できます。画像をクリックしてご覧ください(ダウンロード可能)
事前の準備
- スコップ(先が尖った小型のもの)
- ザル(目の間隔が2〜3mmくらいのもの。料理用でOK)
- バット(幅が30cmくらいの浅い入れ物。色は白がおすすめ)
- ピンセット、または先の細い箸
- 軍手…危険物や危険な生きものを触るとき
実施のしかた
1.干潟の砂を掘って、餌となる二枚貝を探し出します。
2.殻を割った二枚貝を干潟の上に置いて、じっと観察します。
3.それぞれの生きものの餌の探し方、動き方、食べ方、スピードなどを観察しましょう。
4.干潟に自分の手を置いて「食べられる」経験をしてみます。
●詳しい「実施のしかた」(PDF)は右のダウンロードボタンよりご覧ください。※画像はイメージです
指導のポイント
- 場所によって集まってくる生きものが異なります。水のあるところ、ないところなど、環境の異なる環境で実施をしてみましょう。
- 餌にする二枚貝は環境に手を加えないように、その場で採取した貝を使いましょう。
- 周辺を見回し、死んだカニや貝など自然のなかで餌を探し食べている生きものも見つけてみましょう。
- 採集した生物は、観察が終わったらできるだけ元いた場所に近い環境に戻すようにしましょう。