対象学年
△小学校低学年 ◯小学校中学年 ◎小学校高学年 ◎中学生
実施場所
室内
所要時間
20〜30分
学べること
- 生きものは食物連鎖の関係でつながっていることを、視覚的にイメージします。
- すべての食物連鎖は、元をたどれば光合成をする生物に支えられていることに気づきます。
- 海産物を食べる人間は、陸上生物でありながら海の生態系の上位に位置する生物であることに気づき、自分自身の命もまた多くの海の生物に支えられていることを学びます。
教材作成者・原案者から一言
活動の概要
海に関わる生きものとその餌となる生きものが描かれたカードを使い、同じグループを探して集まるゲームを通して、食物連鎖を楽しく学びます。人間も含めて、すべての生き物が、植物を含むさまざまな生きものに支えられて生きていることを知ります。
小中学校「学習指導要領」との対応
小学校3年 理科 B生命・地球(1)身の回りの生物
小学校6年 理科 B生命・地球(3)生物と環境
中学校 理科(第2分野)(1)いろいろな生物とその共通点
中学校 理科(第2分野)(7)自然と人間
小・中学校 総合的な学習の時間
※詳細はPDFをダウンロードしてご覧ください。
使用する教材
マグロの食物連鎖カード
ウツボの食物連鎖カード
ブダイの食物連鎖カード
イタチザメの食物連鎖カード
特別カード(マイクロプラスチック)
ゲームの説明用カード
解説用カード
指導者用資料_解説
指導者用ファクトシート
<プランクトン1「プランクトン」って何者?>
指導者が持っていたい知識をまとめた読み物です。高校生以上の生徒や学生、社会人を対象にしたプログラムでは配布教材としても利用できます。画像をクリックしてご覧ください(ダウンロード可能)
事前の準備
- 『食物連鎖カード』…「使用する教材」からダウンロード(参加者の人数分)。
- *『食物連鎖カード」はこのプログラムからダウンロードできる「磯・外洋」のカード(食物連鎖4〜7)だけでなく、『餌の餌の餌は何?PART1:北の海 /PART3:サンゴ礁」のカード(食物連鎖1〜3/8〜10」も合せて使うことができます。
- 『ゲームの説明用カード』『解説カード』『特別カード』…「使用する教材」よりダウンロード
- *各カードはA5版で出力してください。
- *食物連鎖の枚数と参加者の数が合わない場合は、同じカードを複数使います。
実施のしかた
1.【食物連鎖のつながりを伝えて行う場合】人・ウシ・草のカードを使って、カードの見方の説明をします。 ※動画・写真は「餌の餌の餌は?PART1」のものです。です
2.食物連鎖カードを一人1枚配布します、描かれた絵をヒントに、自分が持っているカードの生きものの餌を見つけて「食物連鎖のグループ」ごとに集まります。
3.グループごとに、高次捕食者から食物連鎖の順番に並んでみます。全グループが並んだら、「誰が誰を食べるか」を発表します。
4.海の植物も陸上と同じように太陽の光で育つこと、人間は海の生物ではないが海の生きものを食べて生きていることを伝えます。
●詳しい「実施のしかた」(PDF)は右のダウンロードボタンよりご覧ください。※画像はイメージです
指導のポイント
- 最初からカードを見せ合い、同じ動物が描かれているカードを見つけて食物連鎖のグループを探していくと、低学年でも行えます。
- 高学年対象の場合は、カードに描かれている絵は人に見せず、言葉で探している動物の説明をして行いましょう。
- あらかじめ、食物連鎖カードのなかには餌となる生物が描かれていないものがある(植物のカード)ことを伝えておきます。
- 2回目以降にマイクロプラスチックのカードを加え、海の食物連鎖にどう影響するかを考えてみましょう。