対象学年
〇小学校中学年 ◎小学校高学年 ◎中学生
実施場所
室内、フィールド
所要時間
2時間
学べること
- 手ぬぐいを使って、プランクトンを採集する「プランクトンネット」を楽しくつくります。
- 海や水辺に出かけ自作のネットでプランクトンを採集することで、観察意欲を高めます。
- プランクトンの小さな存在を実感し、身近に感じます。
教材作成者・原案者から一言
活動の概要
一見何もいないように見える海水の中には、食物連鎖の基盤を支える小さなプランクトンがたくさん存在しています。身近にある材料で、プランクトン採集の道具「プランクトンネット」を自作し、実際にプランクトンを採集してみます。その体験を通してプランクトンの存在を実感し、より身近に感じます。この教材では、目が細かく実用的なうえにカラフルな手ぬぐいを使い、プランクトンネットをつくってみます。
小中学校「学習指導要領」との対応
小学校3年 理科 B 生命・地球 (1) 身の回りの生物
小学校5年 理科 B 生命・地球 (2) 動物の誕生
小学校6年 理科 B 生命・地球 (3) 生物と環境
小学校5/6年 家庭科 B 衣食住の生活
中学校1年 数学 B 図形
中学校3年 数学 B 図形
中学校 理科(第2分野) (1) いろいろな生物とその共通点
中学校 理科(第2分野) (7) 自然と人間
小・中学校 総合的な学習の時間
詳細はPDFをダウンロードしてご覧ください。
指導者用ファクトシート
<プランクトン1「プランクトン」って何者?>
指導者が持っていたい知識をまとめた読み物です。高校生以上の生徒や学生、社会人を対象にしたプログラムでは配布教材としても利用できます。画像をクリックしてご覧ください(ダウンロード可能)
事前の準備
- 手ぬぐい 1本
- なべしき(100円ショップのワイヤー製のもの、直径18cm) 1個 もしくは針金(径3mm、65cmほど)
- ビン(調味料のビンなど) 1個
- ロープ(ビニロン製、径4ミリほど) 4mほど
- 裾上げテープ
- 型紙
- アイロン
- はさみ
- 定規
- 鉛筆
- テーパーリーマーやハンドドリルなど
- <プランクトンの観察>
- ペットボトルなど透明な容器
- ルーペや虫めがね
実施のしかた
1.すそ上げテープでリングと手ぬぐいをつなげます。
2.ボトルをつけます。
3.ひもを付けて完成です。
プランクトンを採取します。
●詳しい「実施のしかた」(PDF)は右のダウンロードボタンよりご覧ください。※画像はイメージです
指導のポイント
- 自作の道具で小さなプランクトンが捕れることに期待をもたせます。
- プランクトンネットの布の展開図、材質などについて考えさせます。
- 実際にプランクトンを採集し、肉眼や虫めがねで確認。小さな存在を実感させます。
- 事前にプランクトンネットについて学び、人間も含めた食物連鎖(自分たちの食とプランクトンがつながっていること)について扱うとよいでしょう。