対象学年
◎小学校低学年 ◎小学校中学年 ◎小学校高学年 ◎中学生
実施場所
室内
所要時間
10分
学べること
- 視覚に頼らずに暮らす生き物がいることを知る。
- 視界の悪い世界で暮らす生きものが、どのようにして周囲の情報を得たり仲間とコミュニケーションをとったりするのかを体験から学ぶ。
- イルカが「音」で周囲の情報を得る(見る)仕組みについて知る。
教材作成者・原案者から一言
活動の概要
5種類の鳴き声が書かれたカードを参加者全員が1枚ずつ持ち、目隠しをした状態で声だけを頼りに自分と同じカードを持っている人を探し出します。あえて視覚を使わないことで、聴覚の世界の豊かさや聴覚の多様な能力に気づき、それらを駆使してコミュニケーションや情報収集を行って暮らしている生きものの世界があることを知ります。
小中学校「学習指導要領」との対応
小学校6年理科 B生命・地球 (3)生物と環境
中学校 理科(第1分野)(1)身近な物理現象
小・中学校 総合的な学習の時間
詳細はPDFをダウンロードしてご覧ください。
指導者用ファクトシート
<イルカ・クジラⅣ 音で見える?世界>
指導者が持っていたい知識をまとめた読み物です。高校生以上の生徒や学生、社会人を対象にしたプログラムでは配布教材としても利用できます。画像をクリックしてご覧ください(ダウンロード可能)
事前の準備
- 上記「使用する教材」よりダウンロードした鳴き声カード(切り分けてお使いください)
- 資料:「イルカのひみつ兵器(超音波)」
- 目隠し用バンダナ(参加人数分)
実施のしかた
1.数種類の動物の鳴き声が書かれたカードを混ぜ合わせ、参加者に1枚ずつ配ります。
2.目隠しをして、指導者の合図でカードの書かれた声だけを出して、同じ声の仲間を探して集まります。
3.目隠しをとって、グループごとに一斉に声を出し、違う鳴き声の人がいないかを確認します。
4.鳴き声の主(生物)を紹介し、聴覚以外でもコミュニケーションが可能なこと、聴覚を利用して暮らす生物の説明をします。
●詳しい「実施のしかた」(PDF)は下のダウンロードボタンよりご覧ください。※画像はイメージです
指導のポイント
- 何種類の鳴き声カードを使うかは、参加者に人数によって変えます。
- 目隠しがカードを持ったままでもすぐにできるように、事前にバンダナなどを頭に巻いておくとスムーズに行えます。
- 顔見知りのグループで行う場合は、目隠しを外す前に参加者のひとりに「鳴き声」を出してもらい、声を出した人をみんなで当て、声だけで人が識別できることを体験します。