対象学年
△小学校低学年 ◯小学校中学年 ◎小学校高学年 ◎中学生
実施場所
室内
所要時間
30分
学べること
- 観察を通して、プランクトンという小さな生きものの存在に気づく。
- 水のなかには多様なプランクトンがいることを知る。
- プランクトンが、海の食物連鎖の基盤となっていること、多くの生き物が生活史の中にプランクトンの時代を持っていることを知る。
教材作成者・原案者から一言
活動の概要
肉眼や顕微鏡によるプランクトンの観察を通して、微小なプランクトンをじっくりと観察します。また、海の生物には幼生時代をプランクトンとしてすごすものが多いこと、プランクトンが海の食物連鎖の基盤となっていることを学びます。
小中学校「学習指導要領」との対応
小学校5年 理科B 生命・地球 (2)動物の誕生
小学校6年 理科B 生命・地球 (3)生物と環境
中学校 理科(第2分野)(1)いろいろな生物とその共通点
中学校 理科(第2分野)(7)自然と人間
小・中学校 総合的な学習の時間
詳細はPDFをダウンロードしてご覧ください。
指導者用ファクトシート
<プランクトン1「プランクトン」って何者?>
指導者が持っていたい知識をまとめた読み物です。高校生以上の生徒や学生、社会人を対象にしたプログラムでは配布教材としても利用できます。画像をクリックしてご覧ください(ダウンロード可能)
事前の準備
- プランクトン
- ルーペ、または虫めがね
- ビーカー
- 薄型水槽(あれば。硬質プラスチックのパスケースでも代用可)
- スポイト
- 画板(あれば)
- 実体顕微鏡
- 光学顕微鏡(あれば)
- シャーレ(できるだけ小さいもの)
- ホールスライドグラス(なければスライドグラス)
- カバーグラス(できれば大きめのもの)
実施のしかた
1.採集したプランクトン(海水)をビーカーや薄型水槽に入れ、まずは肉眼で観察します。小さな命を実感するための、大事なステップです。
2.ルーペや虫めがねを使い、肉眼より少し倍率を上げて観察します。
3.実体顕微鏡で観察します。プランクトンをシャーレに入れて観察すると、多様なプランクトンを識別でき、元気に動き回るようすも見られます。
4.光学顕微鏡で細部を観察します。プランクトンをつぶさないようにホールスライドを使い、体の細部や動きの特徴などを観察します。
●詳しい「実施のしかた」(PDF)は下のダウンロードボタンよりご覧ください。※画像はイメージです
指導のポイント
- 最初に肉眼で観察することで、プランクトンの“命”を身近なものとして実感します。
- 顕微鏡を使うことによって、動き方や体の特徴などを詳しく観察します。
- 見つけたプランクトンを図鑑などで調べ、理解を深めます。
- 注意:ルーペや虫めがねで太陽を見ないように、安全管理を徹底しましょう。