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私のおきにいり~生きものマッピング

気に入った生きものの絵を描いて環境模式図に配置し、さまざまなつながりを考えよう

海の生きもの

公開日:2018.01.31

学べること

  • 観察した生きものを通して生態系への理解を深めることができます。
  • 生息場所など生きものの暮らしを確認することができます。
  • 「生きものどうしのつながり」「生きものと自分とのつながり」を考えることができます。

教材作成者・原案者から一言

教材作成者・原案者から一言

生きものの生活している姿を直接的に見ることができる、海岸や水中での自然観察はとても貴重な体験です。さらに、それらを個々の生物の観察にとどめず、環境全体を俯瞰し「生態系全体のしくみ」としてイメージさせることは、とても重要です。完成した大きな環境図は、発表の場などで学習の成果として有効に使うことができます。

<エコツアーふくみみ 大堀健司 >

活動の概要

海での自然体験の際に気に入った生き物を観察し、図鑑などを参考に自分のお気に入りの生き物の絵を描きます。あらかじめ用意したサンゴ礁の地形などが描かれた模造紙大の環境図に生き物の絵を配置します。配置された生き物の絵について他の生き物やサンゴ礁環境との様々なつながりについて話し合います。最後に自分たちとのつながりを考えましょう。

小中学校「学習指導要領」との対応

小学校3年          理科       B 生命・地球 (1) 身の回りの生物

小学校4年          理科       B 生命・地球 (2) 季節の生物

小学校6年          理科       B 生命・地球 (3) 生物と環境

小学校3/4年       図画工作              A 表現

小学校5/6年       図画工作              A 表現

中学校   理科(第2分野)             (1) いろいろな生物とのその共通点

中学校   理科(第2分野)             (7) 自然と人間

小・中学校          総合的な学習の時間      

※詳細はダウンロードしてご覧ください。   

使用する教材

サンゴ礁の環境模式図例

サンゴ礁の環境模式図例

磯(潮間帯の岩場)の環境模式図例

磯(潮間帯の岩場)の環境模式図例

「私のお気に入り」ワークシート

「私のお気に入り」ワークシート

指導者用ファクトシート

<<サンゴⅠ 多彩なサンゴは、生きている!>>

指導者が持っていたい知識をまとめた読み物です。高校生以上の生徒や学生、社会人を対象にしたプログラムでは配布教材としても利用できます。画像をクリックしてご覧ください(ダウンロード可能)

<<サンゴⅠ 多彩なサンゴは、生きている!>>

<海のいきものⅢ 海のいきものたちの、多様なつながり>

画像をクリックしてご覧ください(ダウンロード可能)

<海のいきものⅢ 海のいきものたちの、多様なつながり>

事前の準備

事前の準備

  • 「私のおきにいり」カード…「使用する教材」からダウンロード。 *白紙のコピー用紙などでもかまいません。
  • 色鉛筆,ペン…生きものの絵を描くために使います。
  • ハサミ…描いた絵を切り抜きます。
  • のり,テープ…絵を環境図に貼る際に使います。
  • 「環境模式図」…「使用する教材」からダウンロード。
  • 模造紙…大きな「環境図(海の断面図)」を描きます。
  • 紙テープ…つながりを示すときに使います。

実施のしかた

1.海のなかや海岸で「お気に入りの生きもの」を見つけて観察します。

1.海のなかや海岸で「お気に入りの生きもの」を見つけて観察します。

2.図鑑などを参考に「お気に入りの生きもの」の絵を描きます。

2.図鑑などを参考に「お気に入りの生きもの」の絵を描きます。

3.どのようなところで何をしていたのかを考えながら、海の断面図(環境図)に貼っていきます。

3.どのようなところで何をしていたのかを考えながら、海の断面図(環境図)に貼っていきます。

4.生きもの同士、生きものと環境など、さまざまなつながりを考えて紙テープで結んでいきます。

4.生きもの同士、生きものと環境など、さまざまなつながりを考えて紙テープで結んでいきます。

●詳しい「実施のしかた」(PDF)は右のダウンロードボタンよりご覧ください。※画像はイメージです

●詳しい「実施のしかた」(PDF)は右のダウンロードボタンよりご覧ください。※画像はイメージです

指導のポイント

  • 野外でスケッチやメモを正しくとるのは難しい作業です。あとで何の生きものかわからなくならないように、指導者が写真を撮るなどして記録しておきましょう。
  • 多様な生きものやつながりを学べるように、観察対象になっていない生きもののカードを、指導者があらかじめ用意しておきます。
  • 完成した環境模式図は学習成果として掲示しておくとよいでしょう。

原案:古瀬浩史(帝京科学大学アニマルサイエンス学科)、宇津 孝

教材作成:大堀健司(エコツアーふくみみ)

イラスト:大堀健司(エコツアーふくみみ)

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