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「海釣り」事前教材〜お魚のごはんは何だ?

餌となる生物をヒントに魚の口を自由に描き、実際に食べている魚とその生息環境を考える

海の生きもの

公開日:2018.01.31

学べること

  • 魚によって食性が違い、口の形や生息場所が違うことを学びます。
  • 海には多様な生きものがいることを知ることができます。
  • 魚の食性を通して、海の生物が「食べる-食べられる(食物連鎖)」などの関係で繋がっていることを学びます。

教材作成者・原案者から一言

教材作成者・原案者から一言

そもそも釣りの「ワクワク感」は、水の上からではよく見えないお魚を、ぐるぐる頭を働かせながら「見てみよう」「見てやろう」って、する好奇心です。そのヒントの一つになるのが、魚が食べている大好きな「ごはん(餌)」を知ることです。ごはんがあるところにお魚がいて、そのお魚の口はごはんが食べやすい形になっているのかな?…って、想像してみると、見えていない海のなかがだんだん見えるようになって来る―。他の魚にじゃまされないで、ごはんをゆっくり食べられる場所は、この漁港では何処だろう・・・。この教材には、「ぐるぐる」を活性化させるためのヒントがいっぱい詰まっています。

*この教材はNPO法人日本安全潜水教育協会(JCUE)が文部科学省の委託授業として取り組んだ「こども海洋研究所」のなかで開発したプログラムを教材としてまとめた「海の釣り 環境学習としての釣り入門」(2007年発行)の内容を、釣りを知らない人でも取り組めるように補足するものとして、今回「アクアマリンふくしま」のスタッフの方にもアドバイスをいただきながらLAB to CLASSプロジェクトとして開発したものです。

<フィッシングメッセンジャー(R) /HOOKかんきょう『協育』事務所代表 野澤健夫(鯛損)>
(写真の左から2番目が野澤健夫(鯛損)さんです)

活動の概要

環境教育として「海釣り」を実施するときの、事前学習(食性/生息場所)用教材です。『お魚のごはん』カードに描かれた生物(餌)を見て、それを食べている魚の「口の形」を、指導者が出す『ヒント』をもとに参加者それぞれが自由に考え、描いていきます。その後、実際にその餌を食べている生物を示し、餌生物とともに“すんでいる場所”を考えながら、漁港をイメージしてつくった『段ボール漁港』に配置します。

小中学校「学習指導要領」との対応

小学校3年          理科       B 生命・地球 (2) 身近な自然の観察

小学校5年          理科       B 生命・地球 (2) 動物の誕生

小学校6年          理科       B 生命・地球 (3) 生物と環境

小学校1/2年       図画工作              A 表現

小学校3/4年       図画工作              A 表現

小学校5/6年       図画工作              A 表現

中学校   理科(第2分野)             (3) 動物の生活と生物の変遷

中学校   理科(第2分野)             (7) 自然と人間

小・中学校          総合的な学習の時間         

詳細はPDFをダウンロードしてご覧ください。

使用する教材

『お魚のごはん』カード

『お魚のごはん』カード

『海の生きもの』カード

『海の生きもの』カード

『ヒント』カード

『ヒント』カード

ワークシート『魚の口を描いてみよう!』

ワークシート『魚の口を描いてみよう!』

指導者資料『お魚のごはん・海の生きもの』カード解説

指導者資料『お魚のごはん・海の生きもの』カード解説

指導者資料【段ボール漁港のつくりかた】

指導者資料【段ボール漁港のつくりかた】

資料:さまざまな魚の口(写真カード)

資料:さまざまな魚の口(写真カード)

指導者用ファクトシート

<海のいきものⅢ 海のいきものたちの、多様なつながり>

指導者が持っていたい知識をまとめた読み物です。高校生以上の生徒や学生、社会人を対象にしたプログラムでは配布教材としても利用できます。画像をクリックしてご覧ください(ダウンロード可能)

<海のいきものⅢ 海のいきものたちの、多様なつながり>

<海のいきものⅣ 「生物」としての魚を知る>

画像をクリックしてご覧ください(ダウンロード可能)

<海のいきものⅣ 「生物」としての魚を知る>

<海のいきものⅤ 魚の活動周期を知る>

画像をクリックしてご覧ください(ダウンロード可能)

<海のいきものⅤ 魚の活動周期を知る>

事前の準備

事前の準備

  • 『お魚のごはん』カード
  • 『海の生きもの』カード
  • 『ヒント』カード
  • *それぞれのカードは、「使用する教材」からダウンロードをしてA4版で印刷し、点線でカットします。ラミネートをしておくと、何度も使えます。
  • ワークシート『魚の口を描いてみよう!』…「使用する教材」からダウンロード。A4の白い紙を代用することもできます。
  • 段ボール漁港…つくり方は「指導者資料」をご参照ください。
  • サインペン・クレヨンなど…絵を描くときに使います。
  • テープ…『お魚のごはん』『海の生きもの』カードを『段ボール漁港』に貼るのに使います。
  • はさみ

実施のしかた

1.『お魚のごはん』カードを3種類ほど選んで並べ、それを餌とする魚の口の絵を想像して描きます。

1.『お魚のごはん』カードを3種類ほど選んで並べ、それを餌とする魚の口の絵を想像して描きます。

2.「大きな口」・「うけ口」などヒントが書かれたカード出して、絵を描きやすくします。

2.「大きな口」・「うけ口」などヒントが書かれたカード出して、絵を描きやすくします。

3.魚の口の絵を『お魚のごはん』カードの周りに並べ、絵についてのコメントを述べます。その後、実際に食べている魚のカードを提示します。

3.魚の口の絵を『お魚のごはん』カードの周りに並べ、絵についてのコメントを述べます。その後、実際に食べている魚のカードを提示します。

4.登場した多くの生きものが、どんな場所にすんでいるのか、漁港をイメージしてつくった『段ボール漁港』に配置し、最後に「食べる−食べられる」の関係を線でつなぎます。

4.登場した多くの生きものが、どんな場所にすんでいるのか、漁港をイメージしてつくった『段ボール漁港』に配置し、最後に「食べる−食べられる」の関係を線でつなぎます。

●詳しい「実施のしかた」(PDF)は右のダウンロードボタンよりご覧ください。※画像はイメージです

●詳しい「実施のしかた」(PDF)は右のダウンロードボタンよりご覧ください。※画像はイメージです

指導のポイント

  • 『魚のごはん』カードは、3種類くらいを選び、それらすべてを食べる魚、そのうちの1~2種を食べる魚、と幅広く使用するとよいでしょう。
  • 正解にこだわらずに、参加者が描いた絵を肯定的に評価して、「そういう生きものもいるかもしれない…」というようなまとめ方をしましょう。
  • できれば実際に食べている魚などを紹介するときは、写真や映像を使って、口の特徴や食べ方を見せましょう。
  • 「段ボール漁港」には、地域でよく食べられている魚などの写真を加えて貼ると学習がより身近なものになり効果的です。

やってみました!

この教材を使った授業の様子はこちらをご覧ください。【WEB公開授業:潜入水族館!水族館で魚釣り!?~ダイジェスト動画】https://lab2c.net/openclass/1784

 

関連資料

環境教育としての釣り入門『海のつり』

1)釣る魚を想像する
2)仕掛けをつくる
3)釣る
4)魚をしめる。さばく
5)魚を料理する
6)食べる
7)後片付けをする
(企画制作:野澤鯛損・渡辺未知・古瀬浩史 監修:風呂田利夫)

教材開発:野澤健夫(フィッシングメッセンジャー(R)/HOOKかんきょう『協育』事務所代表)+茂木みかほ・伊東久枝(LAB to CLASSプロジェクト)

監修:野澤健夫(フィッシングメッセンジャー(R)/HOOKかんきょう『協育』事務所代表)

協力:アクアマリンふくしま

他の教材へのリンク