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海の不思議な仲間たち

「イルカの探検物語」を聞きながら、出逢う”生きもの”を想像して描いてみよう!

海の生きもの

公開日:2017.01.27

学べること

  • 実物や写真を見ずに、指導者が話す物語と説明を聞いて生物を描くことで、豊かな想像力を育む。その後、実物や写真を観ることにより、細部に目を向けた観察ができる。
  • 陸上生物とはまったく異なる生物の紹介を通して、海洋環境の特異性に目を向け、そこに暮らす生物への関心を誘う。
  • 多様な海洋環境の存在と、生物の適応を知る。

教材作成者・原案者から一言

教材作成者・原案者から一言

海には人間の想像が及ばないような、個性豊かな生きものがたくさんいます。深海などの特殊な環境はもちろん、身近な潮溜まりでさえも、不思議で面白い生きものがいっぱいです。このプログラムは、海のさまざまな環境や、そこに適応した多様な生きものの驚きを伝えることを目的としています。生物多様性の導入としても利用できます。

*当教材はネイチャーゲームの「ミステリーアニマル」をベースに作成しています。

<帝京科学大学アニマルサイエンス学科教授 古瀬浩史>

活動の概要

指導者が、イルカをガイド役としたストーリーで、浅い海と深い海で出会う生物の特徴を話します。学習者に、その話を聞いて(実物を見ずに)、どのような生き物かを想像して絵を描いてもらいます。 
複数の生物テーマにすることにより、生物の多様性、さまざまな海洋環境と生物の適応を学びます。

小中学校「学習指導要領」との対応

小学校1/2年 図画工作 A 表現

小学校3/4年 図画工作 A 表現

小学校5/6年 図画工作 A 表現

小学校3年理科 B  生命・地球 (1)身の回りの生物

小学校6年理科 B  生命・地球 (3)生物と環境 

中学校 理科(第二分野)(1)いろいろな生物とその共通点

小・中学校 総合的な学習の時間

 

*詳細はPDFをダウンロードしてご覧ください。

使用する教材

ミドリフサアンコウ 写真提供:沼津港深海水族館 

ミドリフサアンコウ 写真提供:沼津港深海水族館 

フジツボ(水中/陸上) 写真提供:山中康司(黄金崎ダイブセンター)

フジツボ(水中/陸上) 写真提供:山中康司(黄金崎ダイブセンター)

ワークシート(浅い海/深い海)

ワークシート(浅い海/深い海)

資料:「海の中にも、山や谷がある」(偕成社『クジラとイルカ 海も地球も大研究』より)

資料:「海の中にも、山や谷がある」(偕成社『クジラとイルカ 海も地球も大研究』より)

指導者用ファクトシート

<海の生きものⅡ 海の深度で広がる生物多様性>

指導者が持っていたい知識をまとめた読み物です。高校生以上の生徒や学生、社会人を対象にしたプログラムでは配布教材としても利用できます。画像をクリックしてご覧ください(ダウンロード可能)

<海の生きものⅡ 海の深度で広がる生物多様性>

事前の準備

事前の準備

  • ダウンロードした生物の写真。
  • ダウンロードしたワークシート(浅い海/深い海)。
  • 描きやすい太めのペン(参加者人数分)
  • あれば、画板など絵を描くときに台になるもの(参加人数分)

実施のしかた

1.指導者が浅い海にすむ生物の特徴を、参加者に分かりやすく説明します。

1.指導者が浅い海にすむ生物の特徴を、参加者に分かりやすく説明します。

2.実際の写真を見ずに、説明を聞いて想像した生物を、参加者それぞれが自由に絵で表現していきます。

2.実際の写真を見ずに、説明を聞いて想像した生物を、参加者それぞれが自由に絵で表現していきます。

3.参加者同士で絵を見せ合い、シェアします。

3.参加者同士で絵を見せ合い、シェアします。

4.実際の生物の写真を見せて、想像と同じだったところ、違ったところなどを確認します。深い海の生物も同じように行います。

4.実際の生物の写真を見せて、想像と同じだったところ、違ったところなどを確認します。深い海の生物も同じように行います。

●詳しい「実施のしかた」(PDF)は下のダウンロードボタンよりご覧ください。※画像はイメージです

●詳しい「実施のしかた」(PDF)は下のダウンロードボタンよりご覧ください。※画像はイメージです

指導のポイント

  • 低学年のグループに実施する場合は、ジェスチャーなどを加えて子どもたちが想像しやすいようにしましょう。
  • 高学年のグループに実施する場合は、参加者は説明の間、目を閉じ、個々に頭のなかで絵を描けるようにします。
  • 高学年のグループの場合は生物の形状だけでなく、生態の説明なども入れていきましょう。

原案者:ネイチャーゲーム<ミステリーアニマル>  日本シェアリングネイチャー協会

教材作成:lab to classプロジェクト

教材作成指導:古瀬浩史(帝京科学大学生命環境学部アニマルサイエンス学科教授)

映像提供:御蔵島観光協会

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