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【事業報告】鎌倉・江ノ島校外研修「イルカと海の仲間たち:森と海、私の暮らし 」

公開日:2024.09.21NEW

2人の女子中学生が水族館の大水槽を見ている後ろ姿

校外研修 概要

  • 実施校:実践女子学園中学校
  • 対象者:中学1年⽣ 258名
  • プログラム指導:伊東久枝・三好直⼦・浪崎直⼦(海の環境教育NPO bridge)、⼈⾒道夫(ネイチャーガイド ⾵の道)

今年で3回目となる、『実践女子学園』の校外研修「鎌倉&江ノ島」。今回、1日(学年の半分が参加)は暴風警報が出るという悪天候に見舞われ、期せずして近年高まる「気候危機」を垣間見るような展開となりました。
『未来デザイン』という、中高一貫の取り組みとして行われている『持続可能な開発のための教育(ESD)』の最初の研修は、海と森の自然に触れ、歴史的な史跡を散策、水族館で生物観察を行うという盛り沢山な内容。その後学校で、「海と森の自然と、私たちの暮らしのつながり」というテーマで、クラスごとに2時限の振り返り(事後学習)を行い、海の自然や環境問題を“自分ごと”として捉えられるように働きかけるプログラムです。
今回は、鎮守の森として、また日本初のナショナルトラスト運動で守られてきた鶴岡八幡宮の森を、五感を使って体感してもらえるように…、また江ノ島水族館では目の前の海に潜水するイメージで、そこに暮らす海の生きものの多様性を認識してもらえるように…、新たな工夫を取り入れました。眼前に広がる深度1,000mにも達する海中世界と、そこにつながる森の世界のダイナミズムを、身近な存在として感じてもらうことに重点を置きました。

使用教材

  1. 《実物大のイルカをつくろう!実物大イルカ模型》
  2. 《餌の餌の餌は何?〜海の食物連鎖 北の海磯・外洋サンゴ礁
  3. 海の生きもの、椅子取りゲーム》掲載教材「海の生きものカード」

 

(文:伊東久枝)