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【事業報告】海洋学習指導者養成講座in北九州〜海を活かした学びの場をつくろう〜

公開日:2025.02.13

福岡県にて初開催「海洋学習指導者養成講座in北九州〜海を活かした学びの場をつくろう〜」概要

 

1960年代、工業化に伴う海洋汚染で「死の海」と呼ばれた洞海湾を、市民・行政・企業の連携により復活させ、環境再生都市として世界的な注目を集めている北九州市。

LAB to CLASSは、海洋環境保全啓発動画の制作をきっかけに、北九州市とのご縁がうまれ、講座を開催することとなりました。

 

本講座は、海に関する基本的な知識を習得し、保全や普及啓発など環境問題に取り組む人材を地域に増やすことを目的に開催し、九州全域に加え、沖縄県や山口県から34名の方にご参加いただきました。

午前中は、マリンワールド海の中道の元館長であり、地域と連携した海洋教育のご経験も豊富な高田浩二氏による講義、午後は、体験型海洋学習教材「LAB to CLASS」のワークショップとグループワークを行いました。

 

グループワークを通じて参加者同士の交流も深まりました。今後さまざまな地域での連携や実践を通じて「海を楽しく学べる場」が増えることが期待されます。

 

  • 助成:真如苑「環境保全・生物保護市民活動助成 “地球・自然・いのちへ”」
       東京コミュニティ財団「ファンドクリエーション基金」
  • 協力:若築建設株式会社/わかちく史料館
  • 後援:北九州市、北九州市教育委員会

 

【内容

●講義  高田浩二氏(海と博物館研究所所長)による講義  
『地球環境を創った海藻が再び地球を救う』  『地域の教育資源活用と海の力を借りた学び』  

●ワークショップ 体験型海洋学習教材LAB to CLASS の体験と活用  
・明日から使える体験型海洋学習教材のレクチャー  
・紹介教材:「実物大イルカ模型」「餌の餌の餌は何?」「サンゴ礁干潟のジグソーパズル」「海へ!水てき君の大冒険」  

●グループワーク  

・北九州 海洋学習教材制作の体験
藻場イラストへのアドバイス、ジグソーパズル実施の工夫、活用アイデア出し  

・ワールドカフェ風ミーティング
悩みやアイデアを共有し、新たなアイデアやヒントを持ち帰ろう

 

当日の様子など、詳細は以下の実施レポートよりご確認いただけます。

 

(文:八木澤潮音)