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【事業報告】海で!指導者体験会(1)~海ゴミ教材

公開日:2018.01.07

森から海へ!

2017年11月18~19日、森や公園でのプログラムが多いネイチャーゲーム(http://www.naturegame.or.jp/)指導者の皆さまを対象に、LAB to CLASS教材の指導者体験会を行いました!  

森や公園での自然体験プログラムの指導が多い皆さまに、海の教材がどのように届くのか、今後どのように活用していただけるのか、緊張しつつもわくわくするような体験でした。場所は三浦半島にある『三浦ふれあい村』。眼前には相模湾、背後にはやさしい様相の森が包む小高い丘。LAB to CLASSの教材をより深く理解していただくにはもってこいの場所です。参加者は、関東周辺だけでなく、なんと静岡や関西など各地から総勢10名の方が集まってくださいました。

三浦ふれあい村の眼前に広がる海と隣接する森。都心からわずか1時間でこの環境! 

講師を招き、海ゴミの教材体験をより深く

1日目は導入にも使いやすい「海の生きもの椅子取りゲーム」や食物連鎖をテーマにした「餌の餌の餌は何?」をはじめ、海ゴミ関連の教材もご紹介しました。あいにくの雨模様で実際に海でのビーチコーミングはできませんでしたが、海洋漂着ゴミ問題に長年取り組んでいるJEAN(http://www.jean.jp/)の小島あずささんを講師に迎え、海洋ゴミから見える生物や人間生活のつながりを学ぶプログラム(2018年度公開教材)や、砂の中に混ざっているマイクロプラスチックを簡単に観察する方法などを体験。その後、海洋ゴミのミニレクチャーも行い、参加者からは「身近な海岸で起きている問題に改めて気づいた」などの声が聞かれました。

そして夜には、実物大イルカづくりを通して海洋哺乳類の体の特徴と生息環境を学ぶ体験を。DVDを子どものように見入る参加者の方々の表情が印象的でした。

海辺で見られる生きものと人のつながりを解説するJEANの小島あずささん

 

砂浜の表面1cmほどの砂を水に入れると。枯れ葉などの自然物とともにプラスチックの破片が浮かぶ

 

大量に沖縄に流れ着いたというこのかわいいやつ。船からコンテナが落ちたのが原因

 

LAB to CLASSの「想い」と現場の「課題」を共有・共感

なぜLAB to CLASSが生まれたのか? それは、全国にたくさんある海洋学習教材が、埋もれて消えてしまうのはもったいない! ゼロから教材をつくるのではなく、既存の教材を再度見直しひとつのサイトにまとめることで、長く、そしていろんな場面で使ってもらいたい。…そんな想いから。

ラボ(研究フィールド)と教室(クラス)をつなぐ海洋学習教材サイト、それがLAB to CLASS。

まずは、その楽しさと効果を指導者の方に体験していただいた1日目。夜の懇親会では教材の利用方法や、それぞれの現場が抱えている問題なども共有、共感した有意義な時間をもてました。

夜の海を味わうプログラムのあと、ちょっとだけナイトビーチコーミング!

足元をライトで照らして浜辺を歩くと、漂着物が浮き上がってくる

プラスチック製のイヤリングに貝がついて…

<次回につづく>