コラム
【活用事例】サンゴのワークショップ
公開日:2020.03.24
⾼橋⿇美(科学コミュニケーター)
サンゴ礁から、海の⽣態系、海の環境を知る
2019 年 11 ⽉ 4 ⽇に、サクモ(佐久市⼦ども未来館)の「海と⾃分を考える⽉間」イベント の⼀環として、サンゴのワークショップを開催しました。⼩学⽣を対象にサンゴの⽣態を紹 介し、環境問題について⾃分なりの疑問や考えを持ってもらう 1 時間のワークショップで す。LAB to CLASS の教材《サンゴ礁ジグソーパズル》と《海の⽣きもの椅⼦取りゲーム》 をワークショップに取り⼊れることで、⼦どもたちは⾃然とサンゴ礁の世界に没⼊し、最後 には⽣き物や環境問題に対する疑問や好奇⼼をそれぞれにもって帰ってくれました。
● テーマ:サンゴ礁の⽣き物、環境問題
● 対象:⼩学⽣ 40 名程度(各回 20 名程度)
● 会場:サクモ(佐久市⼦ども未来館)
● 特別協⼒:船の科学館「海の学びミュージアムサポート」
● 実施時間:1 時間
● 使⽤教材:サンゴ礁ジグソーパズル/海の⽣きもの椅⼦取りゲーム
●主催:サクモ(佐久市⼦ども未来館)
活動の様子
詳しくは、実施報告書(PDF)をご覧ください。
実施後の感想
今回は海のない⻑野県での実施でしたが、実物の写真や LAB to CLASS の教材をうまく組み合わせる ことで、サンゴ礁の世界に⼦どもたちをいざなうことができました。 ワークショップの時間のほとんどは、海や⽣き物に関⼼を持つことに重点を置き、環境問題について も情報提供と問いを投げかけるところでとめています。環境問題の原因を悪とみなし反対することは簡 単ですが、農業も⼟地開発も観光も、私たちにとって⽋かせない活動でもあります。今回抱いた興味の種 が、今後⼈⽣のどこかで“⼈間と⽣き物の共存を考える原動⼒”へと育つことを願っています。