コラム

【活用事例】食物連鎖のカード教材を使って「海の森」の大切さを学ぶ

公開日:2024.07.31

小学生対象の「海藻おしば作り」で『餌の餌の餌は何?』を活用

海藻おしば協会神奈川支部では、海の環境学習としての海藻おしば作りを小学生対象に行う時に、LAB to CLASSの教材『餌の餌の餌は何?』を使用しています。

  • テーマ:「海の森」の大切さを伝える
  • 対象:小学生 および保護者
  • 会場:東戸塚区民活動センター
  • 実施時間:1時間30分
  • 使用教材:餌の餌の餌は何?
  • 主な学習内容:
    ・普段どんな海藻を食べているか発表する
    ・海藻は海の中で森を作っている
    ・海の森(海藻・植物プランクトン)の大切な役割を知る
    ・海の食物連鎖カードで海の森の大切さを振り返る
    ・海の森と山の森のつながりを知る
    ・海や海の森を守るためにどうすればよいか?考える
  • 主催:海藻おしば協会神奈川支部

「海の森」が消えると、生きものはどうなる?

私たちは「光はご飯 海を汚さないで」というキャッチフレーズで活動をしています。 海藻は、食糧としてだけではなく、薬などに形を変え、多くの恩恵を私たちに与えてくれています。海藻がつくる海の森の役割を、教材『ようこそ海の森へ!』(海藻おしば協会)で学んだあと、『餌の餌は餌は何?』のカードを使って、体験の振り返りをします。
シャチ・ラッコ・ウニ・海藻・植物プランクトン。「さて、海の森である植物プランクトンや海藻は、何をご飯にして元気に過ごす?」と子どもたちに質問をすると、「太陽」「光」(光合成)の答えが返ってきます。
「陸の自然が壊されて川が汚れると、汚れた川の水が海の環境にも影響を及ぼすこと」の振り返りに、そして「海の森が消えると、海の生きものはどうなるのか?」ということを考えるときに、『餌の餌は餌は何?』はとても子どもたちの目を引く可愛いイラストの教材です。

講座の様子

↑ 水中映像を用い、海の中にはどのような生き物がいるか、海の森の役割、日本全国の海の森の様子、海の森が無くなるとどうなるのか、を学びます。

↑ 『餌の餌の餌は何?』を使用して「山・川・海の森」のつながりを振り返ります。 「海を汚さないために、どうすればよいか?」を考える時間。

↑ 漂着海藻を使って「海藻おしば」作りを楽しみます。

 

↑ 水でぬらした海藻を使うため、当日は作品を持ち帰れませんが、乾燥した後にラミネート加工をして、後日参加者に郵送します。

子どもたちの目をひく「ありがたい」教材(使用した感想)

私自身は絵を書くことが苦手なので、可愛くて子どもたちの目をくぎ付けにするLAB to CLASSの教材に助けられ、楽しく講座で使用しています。保護者の方から「海藻が海をきれいにすることが、絵などを使用してわかりやすかった」という感想をいただいたこともあります。教材を見せると子どもたちから「かわいい~~」と歓声が上がるほど、子どもたちからも大人気の教材で、ありがたくダウンロードさせていただき使用させてもらっています。

講座の様子はこちらでも紹介しています。https://umimori.mystrikingly.com/blog/3d99e314d8b